158×3=474
だから・・・だいたいもようありは真っ白カイコちゃんの3倍
すごい!!!3:1の法則がわたしのところで見ることができました。
数えるのはすごく大変だったけれどうれしい。
158頭
479頭
私の育てたカイコのお父さんと
お母さんには模様がありました。
でも二頭とも模様なしの情報も
かくしもっていたのです
二頭が結婚して生まれる孫たちは
お父さんとお母さんからそれぞれ
半分ずつの情報をもらいます。
だから4種類の情報の
組み合わせをもつ孫が生まれます。
そのうち模様なしの情報だけを
持った孫が(じゃぁ〜〜ん)
めでたく真っ白カイコちゃんになったというわけです。
それじゃぁ私のカイコの数も3:1に分かれているってこと?
数えてみましょう。
私が学校でもらったカイコは
一代雑種といって性質の違うお父さんと
お母さんから生まれた強くて育てやすい種類で実は模様ありと模様なしの両親から
生まれた子供だったことがわかりました。
だからこの図の子供と同じということになります。見た目にはお父さんと同じ模様があるけれどお母さんの模様なしの情報も隠し持っている。
その子供同士が結婚すると
どうなるのか
それは分離の法則で説明できるんだって。
メンデルの法則
DNAとか遺伝子って言葉をよく聞くよね。
2本の糸がくるくる回っているあの図を見たことがあるかなぁ。映画ジュラシックパーク
にもでてきたよね。
生き物はみんな初めはたった一つの細胞から作られる。
その細胞はお父さんとお母さんからそれぞれ半分ずつ情報を受け取って一つの細胞に
なっているんだって。
でもそれじゃぁお父さんからもらった情報とお母さんからもらった情報のどちらにするか
迷っちゃうよね。
そのときにより強いほうの情報(えらいっていみじゃぁなくって現れやすいってこと)
が形を決めるんだって(う〜〜ん難しくなってきたぞ)
これを優性の法則というらしい。
その秘密は「メンデルの法則」にあるということがわかったので
とても難しいけれどがんばってしらべてまとめてみました。
これが真っ白カイコちゃんです。
真っ白で優雅でしょう?
真っ白カイコちゃんの秘密
学校でもらったカイコのお父さんとお母さんには
顔のようなもよう(眼状紋)と背中の羽もよう(半月紋、星状紋)がありました。
でも子供たちの中にはお父さんにもお母さんにも似ていない
真っ白なカイコがいたのです。
家庭の蚕が産んだ卵は育ちにくいと聞いていたので病気かもしれないと思い
いろいろと調べているうちにいろいろなことがわかってきました。
それにしても本当に真っ白できれいです。
法則説明の図は子供蚕研究者のかおりさんの図を参考に
妹のあゆみ(小2)が書いてくれました。
かおりさん、あゆみありがとう。
2004年10月作成